「ジョーカー」マーベル作品とは一線を画す出来に大満足!DCはこの路線で行くべき!
【ブログの紹介はこの2人】
〈腰痛パパ〉
若い頃にギックリ腰をやらかし今も腰痛と騙し騙し付き合っている37歳の二児のパパ
「よろしくお願いします!
私はマーベル作品のファンなのであまりDCコミックの作品は見ないのですが、今回のジョーカーは気になったので見ました!」
〈ロケット〉
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に出てくる喋るアライグマ、可愛い顔して口が悪い
「よろしくな!
DCコミックもなかなかやるじゃねか~!
気合入れて紹介するぜ!」
注)ロケットは「ジョーカー」本編には登場しません。
目次
評価(5点満点中、星4個)
⭐️⭐️⭐️⭐️
一貫してシリアスな展開で内容も鬼気迫るものがあり映画の中に引き込まれる感覚がとても良いです。
ですが残忍な描写もあり見ている間、終始身体が緊張していました。
なので見終わった後にくる疲労感がマイナス星1個です。
さらっとあらすじ紹介
ご存知バットマンの悪役ジョーカーがどのようにして悪のカリスマ「ジョーカー」になったかが描かれる作品。
内容は映画オリジナルで原作にはない設定と言う事です。
ホアキン・フェニックス演じるアーサーは道化師として働いていたが、色々な不条理のもと徐々に徐々に正気を失っていき、ついに、、、、
「こいつも不幸な生い立ちだな、まあオレも人の事言えねぇ~けどな!」
「うん、なんかかわいそうになってくるよね」
総評
ジョーカー誕生までが丁寧に描かれており、いかにしてカリスマ性を手に入れていったのかがよくわかる作品です。
ホアキン・フェニックスの狂気を孕んだ演技により、最初から最後まで「何しでかすか分からない」雰囲気が漂っていて終始ハラハラしました。
マーベル作品とは全く別の路線で終始シリアスな展開なのでハッキリ差別化が図られておりとっても良いです。
DCコミックは今後もこの路線で行くべき「スーサイド・スクワット」なんて撮ってる場合じゃない!
「突然笑いだすからビビるんだよな!何しでかすか分かったもんじゃねぇ~!」
「そうだよね、突然笑っちゃう病気なんだけど、それでも怖くなるよね」
「サノスもヤベー奴だったけど、こいつはもっとヤベー奴だな!」
「完全にマーベル作品とは差別化が図られていて今後もこの路線で行った方がいいよね!」
見どころ
BGM
BGMがジョーカーの心情を表すかのように迫ってくるので恐怖感が倍増です。
ジョーカーが乗った電車が街中を走る場面、上空から街全体を写すシーンはBGMも相まって印象に残ります。
一つ一つの殺人が重く描かれる
旧バットマンシリーズでのジョーカーは人を殺すシーンが何気なく描かれてしまいますが、今回は一つ一つの殺人が重く描かれています。
なので観る方は精神的にこたえますが本来軽く描かれる方が問題なので良いと思います。
バットマンは登場せず
幼い頃のバットマン、ブルース・ウェインがちょっとだけ登場する所もよいです。
全く出ないわけでもなく、かと言って出過ぎるわけでもなく、主張し過ぎず、程よく匂わすぐらいがちょうど良いです。
ジョーカーになった瞬間
徐々に徐々にジョーカーへの道を進むのですが、ざっくり言うと、
・現実に疲れ
・憧れに裏切られ
・過去に見放され
・未来に拒まれ
ジョーカーは誕生した、って感じです。
・現実に疲れ→大好きだった道化師の仕事を首になり日々生きるのもやっと
・憧れに裏切られ→大好きだったテレビ番組の司会者(ロバート・デニーロ)に笑い者にされた
・過去に見放され→唯一信頼できる母親からも幼い頃に虐待を黙認されていたと判明
・未来に拒まれ→心を開いた女性にも恐怖を抱かれてしまい恐れられてしまった
ジョーカーらしさが出ててよい
髪の毛を緑に染め、カラフルなスーツを着たジョーカーはまさに悪のカリスマの誕生といったところ。
ですが警察から逃げる時の姿はどこかコミカルでそのギャップがまたジョーカーらしさがでていて良いです。
誰とみる?
一人でみるか、男性同士で観るのが良いと思います。
カップルで観るのはあまり盛り上がらなそうです。
間違っても小さいお子さんには絶対見せては行けません!(R指定なので見せる事は無いと思いますが念の為)
仮にもバットマンの悪役なのでまだ見ていない人は子供にも見せたくなるかもしれませんが、従来のバットマンとは別物で、クリスチャン・ベイル版のバットマンでも共演は難しいと思います。
子育て中のお父さんは夜中1人で見てください。
「お前間違っても、子供に見せんじゃねぇ~ぞ!」
「分かってるって!もし見たらトラウマになっちゃうよ!」
最後に
私の印象としてはDCコミックは「バットマンVSスーパーマン」で大盛り上がりを見せましたが、そのほかの作品「スーサイド・スクワット」「ジャスティスリーグ」はいまいちだったので完全にマーベル作品に水を開けられたと感じていました。
ですが今回の「ジョーカー」は完全にマーベル作品とは一線を画す出来で大満足でした。
DCはこのまま大人をターゲットにした路線で進んだ方が良いと思いました。
まだまだ魅力的な悪役はいっぱいいますので、その一人一人を主人公にして丁寧に描いていけばDCの世界を確立できるのではないかと思います。
今後の作品が楽しみです!
「映画のレビューするときはまた呼んでくれよな!」
「どうしよっかな~」
「えっ!呼べって!」
「もし次回があれば考えとくよ」